<2058>「一片の声を頼りに」

 今に知り得る身体、、

 は、なにか、、

 あたたかな時日に、

 静かに混ざる、

 なんだか当たり前に、

 この時刻に生まれてくる、、

 私はその作用を言い、

 そこからどんどんと漏れてくる、、

 ア、

 なんだか当たり前に、

 その時日をひらく、、

 あたしには粒みたい、

 どこから見えて、、

 こういうものはどうしても粒みたいでしたが、、

 なにという騒ぎでしょうね、

 と言う、、

 

 本能母体、

 私はいつぞやに手を合わせて、、

 ものの見事に身体を生むことになった、、

 そうした、

 ひとつの姿がいつまでも映っているので、

 わたしは静かにそれらを集めた、、

 どんなところへ声がするのか、

 そういったことはきかれない、

 私はそこへ静かに潜ったまま、、

 一片の声を頼りに、、

 方向を決める、

 あ、

 なんだか事象に浮かんでいることや、、

 それぞれの視線が、

 ここに集まり、、

 小さな火の溜まりを作っている、、

 ア、

 なんだか声がするぞ、、

 こういう場所に中心があったら、

 果たしてあなたはなんとこたえるのか、、

 私はワクワクして待っていた、

 そこに静かに漏れ出てくるのを、

 今か今かと待ち構えていた、、

 ア、

 こんなに小さな宇宙が、、

 ちょっとした休息をしている、

 あたしはその休息を、

 ポアポアとした気分で、眺めている、、

 

 ア、

 なにだな、、

 身体が正直に生まれて、、

 今につられてここまで来る、、

 今にさらわれてここまで来るのだ、、

 どれがそらか、

 どれが空腹か、、

 あたしは物事のなかに揃い、

 そうして鳴りながら、、

 この道を確かめている、、