<1621>「隣の線へ」

 そこから遠いなら、遠いなりに、、

 一様、ものの運びとでも言えるものを、

 集めていた、それは当たり前の仕草で、、

 集めていたのが、そこここに映るのだったが、

 平凡な、動きの流れが、、

 そこへ、盛り上がって来るようだった、

 あれ、私が付けた、

 そのことが、よろしくて、、

 先へ、先へ渡る、

 なにという時間の切れ端のなかで、左右する、、

 そのことごとの揺れを、、

 まともに付けていたようだった、、

 

 あれ、一地方の、

 時間の端に乗って、まともに揺れ込んでいるところを見ると、、

 なにをかせん、どうしたのだ、、

 こんな姿にして運ばれうるというのは何事だろう、、

 私は、複数の行き交いざまに、

 長く、長く身体を近付けて、、

 そのものの目を見ていたのだ、

 あ、なにとなく、、交わさって、過ぎたのは、

 なにがし、はっきりと、組み合わされて、しまったようなのだった、

 その延長に当たり前に入り、

 揺らぎ込むのを知れば、知ることが出来たれば、、

 ものざまのはっきりとした形、

 そのなかへ進んで、

 ものはものとして集まってくるものの、

 なかへ、知らぬ風で、、

 動いてくるものの心地、のなかへ、、

 静かに立っていようと思う、

 それぞれの、方向のなかの目で、、

 

 なに、あれなのは、どこから来るの、、

 それだのにあれは、どこから来るというの、

 あたりまえにその姿のなかに混じって、、

 どこを食っているの、、

 な、身体の幅の、

 な、食いはじめてくるところ、、

 ぞわぞわとした、その初めのところに、、

 住んで、身体ごと混ざり込んでいくに違いはないのだから、

 そこここへ、方途をやれ、、

 明けらかざまにわたくしようも映り込み、、

 そのなかをとらえてはなれないところ、

 へ、まっすぐに動き込め、、

 なにを、そのさいの流れに膨らんではゆけるものとでも思えていたのだが、、

 なにかい、それは、増幅していく、沙汰なのかいえ、

 あれは、中央なのか、、

 え、そういう言葉の涼しさでしたら、まあ確かにいくつも当たっているに相違はないのですけれども、、

 どうでしょうか、

 どう巻き込んでゆくとそのような音の仕方になるんでしょうか、、

 地の振るところで、、

 あれは一切を、空気一切を映し、取り込みました、

 そのなかで過ぎようとするものですら、なので、、