道の片側から来て、、
しばらく見てて、
誰かは分からないまでも、、
ある響きの辺りで、
声が来て、、
私はいくつものほつれを瞬間的に辿ることになった、、
あなたがその道の片側から来て、、
何も動かず、
空気も揺れず、、
ひとつの存在に必要な分だけの、僅かな熱を持って、、
あたりまえに滑って来る、、
私はもう何を言っていたらいいかが分からなくなり、
ただ、これだけの身体が、、
途方もない響きのなかにくるまれていることだけを、、
ひとつの目で、
ひとつの身振りで、いつまでも確かめる、、
私は、そこで、なにかの、時間を持って巡るように、、
して、、長い静かさのなかで、、
無縁の身体で居た、、
そこで、さりげない歩の音が続くまでは、
気味の悪いくらいに現在に、
いた、、
どうしたって身体が、、
二重にも三重にもなる糸のなかを、、
ただうろのようになって伝えているだけだと、、
言葉が、初めから、、
その隙間に通っただけで、、
私はただここに転がっていただけなのだろうと、
いう、、
ものがひとりでに言う、、
別の辺へ、、
今分からなくなった、誰が走り出すとも知らない、、
僅かな呼吸音の違いが、、
そこへ来て、、
はなやかになる、、
どうしたって身体が違うことを、、
ここではなやかに物語る、、
なにか、これも日なのだろうか・・・
そこに、残りの身体が今もまだ置かれている様子を、、
誰か、知らない人が休憩中に、
なにとはなしに眺めて、、
ふいに声を掛けること、
その風向きの違いに身体を乗せて、、
いまにまた連なってそこを見ている、、
揺れて見ている、、
あたしはその領域のなかに静かに手を入れたままにしていた、
まだ分からない声がこのあともするから、
その方に、
ぐいと持ち上げて、、
いままた散らばっているように見えて、、
そこにほ‐られたままなものも、