その背にまわりこみ、打つ、打つのを見る。
どこまでもぼんやりと、ぼやけて、、
と、そのまま、打つ、、
どんどん割れていた、
私は、少し、盛り上がるのではないか、 と思っていた、
私が、欠ける音しか今必要でない、
それで、、意図して押し黙るのではないのじゃないかしら、
この場ではただ音が欠けていく、、
時折息を吐いていた、、
潜っていくこと、どこか、へ向かうというのもなく、
方向のことは知らないで、、
ただ、どうにも潜っている、、
お前の、ただ耽溺、と言っても分からない、、
目が覚めてくるころ、
内耳がお前を聞いているころに、、
私は起きていた、、
種々のものなどがどうにも巡りたいだけ巡っているのを、なにか‐かたい目で見ていること、、
姿は今まで眠っていただけだと言う、
うれいのような、、
ちょっとさっぱりとした、 淡々とした朝の頃、
勝手次第、好きに、また、特別な考えもなく、種々のことが入ってくる、
それは‐新しいものか
あたしが、朝になって、静かな燃焼を見る、
その後ろ姿だけを見る、
後ろ姿みたいな朝に、、
ひとりで削り込まれていた、
欠けることだけが必要だった、
燃焼の後ろ姿を、、
そのまま割れている、
なにか、そのまま、べたついてきた、、
もう、身体の外側も、粘ついて、
あたりまえの水よりもうんとゆっくり流れる・・・
それはあいだに少し音を挟むだけだ、、
そうしてたらたらと垂れながらかかわってゆく、、
私が続けて起きているみたいだ、
まったくの、
さま、
それもこんなにのびている身体、、
黙っているという意図もないまま、
なのだ、、
あたりまえに流れてくるもの、それに対して徐々に音が変わるように、、
身体が欠けていくことだけが必要だ、
欠けて、粘り気が出始める、
そのような、運動のなかに、
ひとりでに打ち、打っていく、
あのねらねらとする、、
袋のなかを いくつも打っていく・・・