<1278>「からのなかは冷たい」

 何が、 奥かな、

 秘していても、秘していても、、

 何も、奥でない、、

 奥にはただ冷たい空気が流れている。

 カラだ、

 何が、そこはカラだ、

 冷たい空気が鳴っている、、

 そのなかに手を入れて探る、

 そのなかに手を入れて冷たい、

 掴むものはなにか(呼吸か)、

 分からない、

 手はただ動きをする、

 カラだ、カラのなかにいる、踊る、

 淡い、 淡くなる、、

 不明の線、次々に描出さ、さ、れ、

 ほん、 はしる、 さんず、そう、

 不明の線、、

 ただ空洞に引き続く、鳴る、鳴る、にじんでくる、

 音は音と、そうしてぼうっとなってくる、

 迫る、 さわぐ、

 からだのうしろ、、

 時日が線を成している、、

 それが走る、

 順番に、順番にゆく、

 さ、走る、

 境へ、境のなかを空洞、空洞を見る、、

 どんな手、、手があらわれる、

 

 歓待、歓待、歓待! 黙していて、

 なにか湿っている、

 ひんやりとしてく、

 それは、そう、、あんまり声が出ない、

 こちらだって、黙していて、、

 あんまり、あっけなく、それはアいて、、

 もう全部が見えていて、

 流れて、

 肢体、

 私、は、は、 置かれている、、

 なんという、、置かれている、、カラだ、

 カラだからなにか響いていくように、

 それは、、しっかり、また、視線、

 置く、置かれる、

 それは本当であることでも、本当でないことでもなく、それは置かれて、、

 カラだから黙して、、

 垂れていく、、

 時日にそのまま、、接触の衝撃があっても、すぐにほうけて、忘れたまま、、

 これは、奥でもない、ナカでもない、

 流れている、

 常に目は、少し、遅れようとして、遅れている、、

 一番後ろの方で、また、鳴っている、 鳴る、

 それが、明かして、、

 からだのカラを明かして、剥がれて、、

 全リズムで紛れていくこと、、

 それを、見てる、