またまったく色をかけてゆくように、
あたしがわれ知らず色を持って、
駆けて(ヒトリ、アシデ)、
一体このまはだかの時日はなにが面白いのだろうと、、
疑問詞で、
どこからどこへ駆けたらこんな香りが出るのだろうと、
疑問詞で、
ふたりはあんまり当たり前に出っくわした、
これはなんだ(なに、これは)、
まはだかでただ粟立った、
いまいくらかの香りを囲み、
つったつ、
肌がひそかに割れていた、、
内部から小さな顔を覗かせている、、
いま身体は音ばかり立てている、
そうして、わたしも、わたしを追い越して、
全部呑み込んでしまうだろう、
ただ小さくふたつの視線を留めて、
もう、ひとつの残りもなく呑み込んでしまうだろうと思った、
疑問詞が流れていた、
疑問詞はどこ、
身体は全部外側にひっくり返っていた、、
もう遠慮なしにこぼれているね、
ふしぎな色のかたまりの跡を追っていた、
駆けた姿もまたここ、長い時間に映え、、
そっと照れる、
青、青、青い、
全部、 そう全部めくると、
内側にはただのからのあなが、
呼吸を、 呼吸を、
きこえていると思いぼうとひとりへ、
また時日へ、
なまのまま投げ出されてはいたが、
そうして、また、部分、
部分へ、、
すみやかに真っすぐな、冷静な線を、部分へ、、
あ、あの目をしたな、、
ひとが小さく驚くことでわたしは目の所在がいつもの風景を、それもいつのまに持っていたことを知る、、
あなたは、またあなたのひとりにおりてゆけばいい、
そうしてそこで会いましょう、
部分の要求は、
まあそうだな、
低い音が蓄えられてゆくまま、
そのまま漏る、
いつものまま、
それがどうした、、
泡立ってしまう、
静かな視線は感興のないまま泡立ってしまう、
そこで裏返し、
まはだかのまま泡も漏れる、
まあそうだな
ちょっと乱れていたりもしたんだ、