冷たい水がかかり、
ひとりで動揺していました・・・。
えらく、えらく、遠いところの、
不意の勢いが、
いつまでも無垢の表情で見つめていましたから、
静かにあたっていました、、
このまま静かに・・・。
第一声は物事の突発的なのを言い、
明らかに速く駆けています、
流れが続いてくると、
これは細い音をさした、長い長い静止なのではないか、と、思う程です。
この響きを聞き、静かに身を預けたままでいるうち、
いつもの感じが起こり、
ああ、こんなところは忘れた、
と、ひとりで長く思うのでした。
全く不案内のところに出、
辺りに声をかけているままに、
ふらっと浮かび、
もう同じ身体を覚えることはない、
と、なにやら後ろの方で、はっきり思うものがいて、
強い印象を預けた日ではないけれども、
あるまとまりから、
なんだか‐だかの入れ換えを遂げた、、
それで、誰か新しい人が、
新しいという実感もないままに、
ただ波を受けて、
そこに立っているのでした。
そこに立っているのはかつてと流れる音を異にしていました。
そうして、きゅっ、きゅっ、
きゅっ、
と、ひとりで閉める音をさして、
ちょうどその、空白を、
呼び止めてここにひとつ流れを交わすのでした。
遠方からのリズムは途切れ、
全き身体の問題になって、すみやかに行きました。
これはまた後ろの方に下がって静かに音をさして、眠るんです、
あれからどんどんと湧き、溢れることで、
隙間に絶えず話しかけているのでした、
何だか、新しい人は照れていました。
全く素直に照れていましたから、
だって、まだわたしはここへ出たばっかりであるのに、
もう随分と長い時間も前から、
当たり前の目に見つめられていたんですから、
すっかり見られていたんですから。
そうして、沢山の感じを受けて、
巧みに溢れていました。
語らいたそうに、
あなたは絶え間ない運動であるために、
小さな隙間を、ひょんなことから見つけたのでした。
それは新しい人を迎えるための、何か驚いた静止のようなところで、順当にここへ触れることができ、良かったのです。