<1367>「方途のなかの目、揺れる線」

 程よく崩れている、

 あまりに経験に対して、静かな場所、静かな環境へ、

 身体は、ぐらぐらと揺れながら、、

 その方へ傾、かしいでくる、

 そのまましばらく見、見ている、

 

 どこぞの反響体を、、

 そのどの音声を取っても、、

 漏れずに、、残っていること、

 が考えられて、

 私は巡った、巡るように、

 声を仲立ちにして、、

 万事通う、、

 遠方の人、、

 ややけだるげ、その方途で、 すっと立っている人へも、

 等しく巡っていく、態様、

 身体と音声、、

 等しくうたわれている、、

 あたしがあの木の下でぬ、、と立っている、、

 その方途へ、一散に、、

 一目散に、向かう、

 果てしがない、

 遠くの方で声が鳴る、

 暗がりから顔を出し、

 仰いでいるさま、

 わずかに打ち解けて、、

 身体のままに、あなたの置いた音が

 走るままになっているさま、

 を、、その大向こうを、、

 覆う、、

 ひとつの筋雲、、

 あたしは見当たらない、、

 その、

 過程を得て、

 動作が跳ね上がる仕組みを得て、、

 あなたのオンジョウのすぐそばへす、、と身を寄せて、

 静かにのびる、

 ・・・

 

 うたう、、

 、、?

 黙ってアいた身体のなかから、

 ぼん、、わ、と・・・かなり続く、、

 それも形が似ている、、

 かつて響きをさした声に、

 似て、

 ものの見事に接近している、、

 そう、

 ありさまの、

 自然さ、

 自然な呼吸の上にただ黙して乗っかっている、、

 方法を、

 方途のなかに揺れる眼が、

 眼がアいている、、

 どこか遠方の立ち姿のそれに似せながら、、

 眺めて、、

 身体のなかの無数の線を、、

 さしながら、、

 揺れて、目指す、ひとりで眼差す、、

 その響きの立つ方、