小さな珠は跳ねて、
小さな珠は、
伏せる、
や、
や、お前さん、
お前さんは一体そんな姿をしていたか、
けして見せぬ腹を背をそんなにあらわして、
なんだ、
なんだ、勘定のそとに置いてほしいのか、
しかし困ったねえ、
どうにかこうにかして戻ってはくれないか、
しかしお前さんのなんという姿形だろう、
まんじと眺めていました、、
お前さんは珠だね、
だけども一体これは何だね、
綺麗なカーヴを描くのじゃないか、
そんなに顔をあらはしたんではいけない、
存分に堪能しました、
表情を楽しみましたよ、、
戻ったら良かろう、
あァ、そうして何とかこう角度を変えて、
向きを変えて、勢いを変えて、
空気の中にとまってするんだけれども、
さあこれから一向に戻りませんもの、、
おいお前さんは珠じゃないね、
どこから拾われてきた、
行方を言いなさい、来し方を言いなさい、
不思議な顔をしていなさる、
ひょっとするともうほどける時間なのかしら、
このようにして順番にほどけてゆくのかしら、、
それは困ったねえ、
わたしはここでこうして眺むしかないけれども、
ここでこうしてあぁなんというかあいらしい顔をするのかしら、と、ひとり眺むことしかせないけれども、
ね、アレ、
また跳ねました、
あ、こちらも、
こちらも、こちらも、
また跳ねますよ、
・・・仕舞いましょうか、
ええ仕舞いましょうか、
今日はとても香気溢れる一日だと、ただ思っていたところでした、、
転じてゆきますか、
転じてゆきますか、、
お前さんは綺麗な姿をしているねえ、
嬉しいじゃありませんか、、
うん、、うん、、そうだ、
快い響きがします、、
豊かな想いがします、
静かですね、
あなたの小さな音を聴いているだけだのに、
ゆっくりして、
次第々々に回転するものと、