<1172>「出鱈目な太陽の歩行」

 あけの姿、

 まだらに、、

 似合わない衣服、

 眺めている日

 新しい色をした拘束、

 どうした、

 あんまりあけらかんとしていて方法がないか、

 あんまり明るいので度を失っているのか、

 ひとひのまだら、

 

 何故だか知らないが、いらいらするほどに綺麗だ。

 みだれていたままでも、

 知らない名前でも、それは、

 

 照っている照っている照っている

 どれも葉を伝い、

 どこへでも広がり、

 かわかすのをどうした、

 跳ねるのをどうしたんだ、

 

 いつのまにそばへ来ていたんだ、

 いつのまに染めてしまい、

 いつのまに並び、

 揃い、揃い、揃い、

 かたはしから今にも壊れそうなものが集まってきているんだ、

 だからか踊る顔をしている。

 

 妖しい覆いの下であんまり綺麗な目をしている、

 そのままこぼれてしまうのではないか、

 どうした、

 何をそんなに見ていたい、

 何をそんなに動かされている、、

 

 探すか、探すか、

 寸暇を惜しんで身体のなかにじっと陽を蓄えている、

 じっと見ている、

 ねまのなかに全ての音、

 あるいは全く止まってしまった音、

 

 爛々、爛々

 溢れ出

 桶の外に溢れ出、、

 出鱈目な太陽の歩行で、

 この一団は染め上げられている、

 珍しくあの野郎も紅潮する、

 珍しくあの野郎も、、

 

 どこの、何とも知らぬまま、

 骨はみしみし音を立て、陽のまえに存分にはしゃぎ、

 惑溺も一緒に踊り次ぐ、、

 この長い燃焼をどう眺めよう、

 これは舞台だ、

 これは骨が見せる夢だ、

 お前を置いてみんな消えてしまう、

 陽か、陽か、陽か、

 ゆっくり傾け、

 ゆっくり眺む、