あれや あれや あれや、
の陰に、、
隠るとせ、よィ、ひろがらせ、
待つ・・・
しんと・・・(野、そう、ノ、べたり、とはりついたまま)
夢幻の隙間、は、漏る(漏る・・・)
やがて、、
ひとつの、夜の意識、(それに)半身は染(そ)みて・・・
半身はかげのなかにただゆらりといごいていって・・・
さむしぃ、・・・と、おそらくは、鳥、ほゥとつぶやく、、
ひとつの指で、かきまわしたあとに、ここはまたよそさまの夢、たあいもない夢幻の姿と知りつつ、また、いれ、かきまわしつつここにおる(おるおる・・・)
ほゥ、、なまぬるい、したらえがたい香りのする・・・
あれ、あれがただにはばたいているもののかげか(そこへ覗きにゆく)
ム、ムム、ム、の意識の端(はた)から、辛うじてこぼる・・・、
こぼれ、ほっ・・・、はた、はた、と、軽やかなり(鳴)
また、地(ち)、のちの頼りなさへ、しらん、ふっ、、ふっ、、と、ちからを入れて進む、、流る。
流ればや、あのあたりへ、、
不思議に温度の立ち(い)昇ってくるあたりへ、
さすれば呼気、に、ひたひたと近づいて、、
ものはずっ・・・と浮き、そのなかへ、黒く黒くにじむ、、
にじんだり、し、あのしつこいなまぬるさからまたこちらを、、小さく覗くのは・・・、