<1030>「つちのうえでべたつき」

 なんでもないもの

 ほんに・・・

 なんでもないものだからさ、、

 ちからを入れて考えても仕方のないというか、、

 それはそうすれば間違うのでさね、

 どっかで、

 訳の分からない下か奥かどっかそこらへんのとこで、

 ボウッ、

 チチ、ボウッ、ボウッ、

 ト、燃えてるのでござましょうけど(けども)

 そんなこととはまるで繋がりがないかのよに、

 feeling light  feeling light

 もっとなんにも持っていない表情で、

 持っている、まさか持っているとは思えないほどに軽い、あの輪島塗の器みたいに、、

 ただあついってことで、

 ただ気持ちがぐっと入っているということで、

 盛り上がりを見せることがある、

 それやよし、しかしそのあつさはまあまあ丹田にでも、

 なんでもないもののリズムは淡々としている、

 静けさが、おそらくおのれの静けさの意味も分かっていない、そんな顔をしている場所、

 おそらくどこにでも開いていて、

 その瞬間々々ごとに新たな名前が付いてゆくような場所を、