<713>「混乱する、静かな穴」

 幾度も、と言えども、こころあり、行動があり、積み重なるものも見えなくてよく(丁度よく)、ふくらみかただけでそれすらも笑顔。

 どうやろう、ふざけてもいず、繋がるとおり、ふた通り、股のまから呼ぶだけ、濡れていても呼ばわるだけ。増えたことと、いつもの癖、特に当然、かき回っていても、うかれて、待つだけ。

 どこを見てもこだわり、どこを見ても役割、どこから見てるのかも言わずに、順番のはしで既に休み。あたらしさを見つめる瞳、になれて後ろまで満足で通す、と親しみに似せて時々崩れる。崩れただけあそこまで見通せて。

 はい、そう、慣れさせ、横で、寝ているだけ、まじれて、ところどころに、汗。ところどころに、見せ、反る、それから、省略のない、出てくるまで同じ、出てくるまでどちらも、出てくると驚いて、顔から下へ大袈裟が垂れてくる。たれと言ってはうなずきが回る。混乱は静かな穴へ向かって転がりながら失せていく。