<199>「色は私の静けさのなかで眠る」

 寝室は暗い方が好い。ようく見えない、黄色や白で不愉快だ。落ち着くことを考えたい。目で見る必要の物事、読み、書き、笑い・・・。意識の代表、それが明かりだ。明るいっぱなしでストレスだ。意図的に休め、痒みの発露。ぼうっとしてくるまでに掻くことしかないことを思って、休みが優位になるためにいつまでもいつまでも起きていることを検討すると、どうしてもそれは疲れるのだった。眠くもないときによく眠る、眠くもないときによく眠るから、よく眠ったという感じもないまま、黒と緑で憂鬱だ。一度目の朝、歩いても歩いても通りの雨が、たらたらたらたら。道理で模様が下へさら、上へさら、混合同士の透明度、また・・・。