「みんな違って、みんな良い」
に感じる居心地の悪さは何か、言っていることは別段ひどいことでもないのに・・・と考えていたが、どうして違和感を覚えるのかが分かった。
「違う」
ことを強調して確認しているからだ。
私と他人とは絶望的に違うという認識、発見から出発していると、違うということはわざわざ強調するまでも無いことだから、反対に、同じ部分を探したくなる。共感や共鳴の嬉しさはそれだろう。
とすると、わざわざ違うというのを強調しているということは、私と他人とが絶望的に違うというのが当たり前だと捉えられていない、つまり、
「根本は皆同じ」
という認識から出発しているのだと考えられる。それなら、まるで私とは考え方が違うから、居心地が悪いような気がして当然だ。