音痴は直るのか~素人考え~

  全く音の高さに合わせて歌うことのできない人、いわゆる「音痴」な人を、音の高さに合わせて歌うことが出来るようになるまで訓練することは可能なのでしょうか。私は、ボイストレーナーでも何でもない、ただの素人ですが、

「音痴は直せるんじゃないか」

と踏んでいます。

 では肝心の練習法について、どのようなものを考えているかというと、まず、詳しい事は分かりませんが、歌う時に必要となる音の種類は、

「ドレミファソラシド」

という8種類(あるいは、高いドは1オクターブ上なだけで、同じ音なので、7種類)だと思いますので、声の高さを8種類くらいに分けられるような練習をします。

 この際、一旦ドレミは無視して、単純に、

「自分の中で一番高い音」「自分の中で一番低い音」「普通ぐらいの音」

というような形で、声を出してもらい、それからさらに、

「一番高い音より、やや低い音」「普通より、やや高い音」「普通より、やや低い音」「一番低い音より、やや高い音」

を出してもらいます。そうするともう、これだけのバリエーションで声を出す事が出来れば、7種類の異なる音の高さを操れているということになります(そう簡単に行くかどうかはやってみないと分かりません 笑)。

 そして、見事、声の高さの使い分け方を身につけたら、今度は、一番高い音から徐々に下がっていって、最後には一番低い音に至るという「高さの移動」を練習してもらいます。これが出来るようになれば、高さを自在に移動させながら、「ドレミ」を探ってみるという練習をします。

 それで「ドレミ」を探ることにも慣れてきたら、

「チューリップ」

のような、比較的簡単な童謡を、声の高さを移動させながら、ゆっくりゆっくり正解の音を探していきながら、歌ってもらいます。

 後は、この練習をやる中で、声を動かしながら音を探り当てるという作業のスピードを徐々に上げていって、最終的には、普通に歌うのと同じように、瞬間で正解の音を探り当てられるようになれば、もう音痴は直っていると思うのですが、どうでしょうか。これで上手くいくかはやったことがないので分かりません(笑)。