<3122>「生活を通る粒、育ち、眠る」

 かるくさかれ、、

 あたしのなかの呼吸まで、

 すべて見えて、、

 すべておろかな、

 すべて馬鹿者、、

 あたしは気持ちよく、、

 眠く、、

 長く生まれていたい、という、、

 静かないきと、、

 いつまでも死んでいたいという、、

 わずかないきで、

 生活が包まれる、、

 あたし存在し、、

 あたしみなさまの呼吸の底、と、、

 ひとつひとつ打つ仕草に、、

 また住む、、

 また盛り上がる、、

 

 記憶のはてに来て、

 はっきりとうごく、、

 またつながって、

 またゆるぐ、、

 また四方へ始まって、、

 またたくらむ、、

 またかいたいする、、

 また記憶のはてへ、、

 あなたさわりながら、、

 あなたまるまった時間、、

 あなた存在の時間、

 直ちにあたたまり、、

 この身のなかを過ごす、、

 このはぐれのなかを使う、、

 あたしのあたまのなか、

 あたまのなかは笑う、、

 ついつい存在の、

 しらないところへ粒がいくつも入り、

 粒は皮膚のうちを吸収し、

 育ち、

 眠る、、

 育ちながらついそこいらへ、

 疑問を投げて、

 からだにつかまり、、

 からだから逃げて、

 いまのこえのなか、、

 いまの焦点、、

 あたしじりじりと汗を出し、、

 まなかへ向けて構える、、

 

 さあ、

 あなたほどけ、、

 あなたのどの先のあたり、、

 いくつもの道のあたり、

 順番にきこえるのを、

 あたしもつかまえ、、

 あたしは肌にうかぶ、、

 夢のなかに来る肌のなかへ、

 慎重に浮かんでみる・・・