<2603>「ひとつの粉からの振舞い」

 これはひとつのヒに用意されたからだなのに、

 なぜあなたはもう少し巡らないのでしょう、、

 もっと底の方に、

 熱があるはずなんだ、、

 あなたがそうして持っている、

 ものがあるはずなんだよ、

 あたしは順にきいて、、

 ここに、からだに、、

 ふくもの、

 水を当てるもの、

 徐々にその眠りのなかにくるもの、

 あたしはその奥に見えて、、

 形を、試し、、

 今は確かにこの場の通りに、

 それぞれの、

 私が用意されている、、

 

 あなたは、ただ、

 ここに巻かれているだけで、

 ほかに何を知り得よう、、

 まだ私には何かが、

 何かが、ええ、

 残存するのでは、ないのです、

 不思議な運動です、、

 あなたにはそれは確かに見える、、

 不思議な回転です、

 あたしが手探りし、、

 そのもののありかを確かめ得る、

 ひとつの存在の粉ですよ、

 ええ、

 あなたがそこで手をしてみてください、

 実際に分かると思いますから、

 なにだ、なにだ、、

 このような回転のなかに、

 私にも分かるものの、

 ひとつや、ふたつが、

 あるのだろうか、、

 私は身体を探る、、

 これはどこにあるものなのか、

 確かなことは、なにも、

 分からないままに、

 あなたを、

 こちらへと誘う、

 ひとつの粉ですよ、、

 

 あたしはそういう視線に、

 触れていたことになりますね、、

 このものの形のなかに、

 すっかり入ってしまったことに、、

 うん、

 これは明らかな肌の問題だ、

 と、

 あたしは言えた、、

 あたしはその回転のなかで、

 言うことができた、、

 ここにありえるのだと、、

 ひとつで言うことができた・・・