<2598>「何故私は可能なのでしょうか」

 からだまくそのは、

 わたしのからだのヒ、、

 うたうそのハ、

 いまふとい、

 ひとつの連絡のなか、

 身体が次々にきこえた、、

 あたしはぼうとなかを見て、

 ひとつを確かめて、、

 あなたの風景の、その、、

 重なりを、

 ひとりの肌で見て、

 つかまえる、

 感じる、、

 どこへ漏れてでたらいい、

 どこへ、、

 

 あなたには嘘がない、

 嘘をつくというところも含めて、、

 わたしはどこを駆けようか、

 考えていたことがあるのだろうか、、

 どこからからだがくるのか、

 みなさんにきいています、、

 あたしは粉です、、

 そっと崩れて、

 前の形も分からない、

 ひとつの粉なのです、、

 あたしは余裕そうに海に浮かんでいる、

 球体と、

 まったく調和して、、

 空気も深く吸い込んで、

 しかし全く眼を閉じない、、

 わたしが意識でなくなると、

 なにに困るのだろう、、

 ざわめきの低く、

 はっきりとはきこえないのを、

 嵐のことだと思いましたか、、

 からだが次々に、

 地面に溶けていく映像を、

 ここに見るのです、、

 

 あたしはなにかひとつの濃い線にはなっているようなのでした、、

 なぜこんなにも響き、

 すべては崩れたあとも、

 あたしは身体が可能なのでしょうか、、

 あたしは生きていくことが、

 こんなにも確かに、

 可能なのでしょうか、、

 身体は技術を持つのでしょうか、

 なぜ、、

 なんでもできるようになってくると、、

 なんにもできないとおもって、、

 こわくて仕方なくなるのでしょうか、、

 とっくにほうられて、、

 ばらばらになったあとも、、

 あたしは可能なのでしょうか・・・