<1613>「線を振るいます」

 あ、探っているのだな、

 と、その行きの深く、奥、、

 と、なにとはなしに、揺らぎながらを、

 声を立てて、

 いやましに、いやましに、出てきた、、

 あ、暫時その姿が、浮かんで、

 諸方ざま、次々、駆けたんだ、

 あ、目一杯、、

 いいえ、少しの振るい方、少量の響きで、、

 ここから先へ駆けたのだと思われます、、

 その方が、尋常にそこへ立てて、

 何やらと言う、姿が、、

 少量の日にちへはっきりと映りました、、

 

 あ、全体の、、

 身体のリズムのなかのところに、、

 いて、どれしも、

 重なるのを、ここから、ふたつ、見ている・・・、

 方向ざま、

 場所ざま、に、ふいと足をつけてみるとして、、

 なにだ、、

 その通りに来たが、なにだ、と思うには違いがない、

 違いがないのであったが、

 そこから、ふるわれて来た、、

 ようで、それぞれ、、

 その揺れのなかに、

 それぞれずつ、たくわって来ているのが、、

 あたしは、ただ歩行して来て、

 その面に重なり、、

 その時間で動いていようとも思ったけれど、、

 これは、もう少し、いくらかの、距離を取る必要がある、、

 なにだかが、ましろになって、深く吐き、、

 映る、ぞんざいに、、

 あ、これがその動作の、

 あたしが前に肌を落としていたところ、、

 跳ね返って来て、響いたまま、

 見えていて、道、

 

 あ、なにだ、、そのしざま、流れ、、

 全体線なのか、、

 あいや、そうではないだろう、、

 私は、混線している訳ではないのだ、、

 それだから、全体線の、瞬時の映像に、

 足を、肌をつけて、、

 動いていました、

 動きをつけていましたから、、

 揺れているもののこと、

 そこに、いちどきに呼吸を、当てて、

 動いていましたから、

 なにだ、なにだか、そこへ、、

 ほうけたように、続き、、

 また踏んでいる、数々の、、

 先を踏んで、巻くの、巻くのを、、

 静かに見つめたのでしょう、

 あ、いちどじ、そこに、、

 いくつもの線が振れて、