<1245>「声を総動員し」

 長いならば長いままでひたすら身が渡り、、

 叫ぶ、

 誰が声をしているなど、

 誰が声をよくしているなど、、

 語りながらつんのめり、、前に、前に、、

 はげしくひろがってそこいらに、こぼれ、

 前に、、前に、

 何度も香り立てる、

 そのまま 回転しょう、

 そのままの身体でそうらとおとたてしょう、

 

 どこかに 中心線が歌いながら入ってくる、、

 中心線のうたい、、

 揺らされてゆくなあ、

 揺らサレテユクコトダモノダナァ、、

 ひら、ひらトシ、

 光り、、

 この未、いまだ分かれずのとこへ何かが光り、、

 それを ぼうと見つ、つ、つ、

 あらわれた、、

 誰かそこんところへ声を当ててなさい、

 誰かそこんところへ声を当てるから、こうしてがらん、がらンと響くでしょう?

 うち響くんです、

 身体がびりりとネヲタテテイルトコロ、

 こうして進むことを、

 こうして陽のなかにうかみなにやらぼうやりと照ることを、

 線がゆるやかにうねってゆく、、

 時間が上手くホグレタヨウナノダ、

 朝からまた朝の夢を見ているひと、、

 見ている身体は徐々にうねっていく、、

 ホグレテキてうれしかったり、、

 また線、正面、代表という顔、、

 あたしがまだ隅を走る、、掘って、、

 掘って(ヨウキニウタイナガラ)、

 身体ごとまた陽、煙るなかへ流れる、、

 

 なあんだたくさん歩いてくるじゃないか、

 ねえそうだ、、 どうやったって温度がさ、こう、、流れてきて、

 存分にあたたかくなってきたんだもの、、

 それは声もする、 また混ぜるさ、、

 なあんだか気持ちの粒が次々に立ち上がって方向という方向を眺めているような気がシテクルンダ、

 どうだろう、、

 あまりにわきたつから身の隙間という隙間からネがこぼれていやしないか、

 コボレテイタライタデユカイダナ、アハハ、

 かァァこんなにして身が小さな小さな粒の集まりみたいであることを知ルトはね、

 そんなことは思いもよらないけれど、、

 嬉しくひたいを合わせて、、

 また総ドウインシテ、、

 なめらかに歌うようなのだ、身体と線は、、

 それがまたぼやぼやと陽のなかで跳ネテ、、

 色を変えていくそうなのだ・・・、