あんまり触れていたもので、
色が剥げて、
遠くの方まで見えていました。
身体がかかります。
ひとつの呼吸を忘れ、
今またここを静かに過ぎるのです。
あたたか、でした。
緩やか、でした。
いっときかかり、
前へ、、前へ、、
かわきながら捨てる姿、
の、
誰だか分からない時間、
毎時々々あらわに、
毎時々々長く、
安心しておりました。
あんまり想像を持っていましたから。
ここから外へ外へ、ただ視線を引っ張って、
もう見えないもう見えない、
と、
ちょうど沈黙しました。
眠っている線へ、
まず、誰とも知れず、
人の眠っている線へ、
確かに、名前じみたもののまま、浮かび、
ただにリズムとする、
ただに軽薄とする、、
あのね、
その先の道にね、
からからんなってね、
わたしを置いとくの、
そしたら誰かが視てね、
なんだろう、なんだろうと思うの、
そしたらいよいよまた先の方が照るの、
あなたがね、
あなたが見るの、あなたが見るの、
はい、
只今、
少し空気が冷たくなりました。
あたしの顔がもう少し、
もう少し分かるでしょう?
とっても長い日でした。
もうここへは戻らないのだとそう思うんです、
それで、ふっと見ると、少しあかるいんです、
本当ですよ、
少し眠りましょうか、
あなた少し時間をください、
ね、手を置いて、
ゆっくり見てください、
戻りましたから、はい、、はい。