<1026>「夢と過去形の人物」

 寝る寝る寝る (ホウ、、

 ほうほうほう、ふむ・・・

 ひとたび起きて、起きて起きて起きてまた、

 寝る (すや、すや、、と

 寝る寝る ト、

 かなり手慣れ手慣れて、また、

 ひとつネる、

 あたり前に、また手のあいだ、

 ひとつかみ、練る練る練る、

 ふむ、ふむふむ、

 練り、、練り、、練り練り練りね、

 ははあ、

 そろそろ、また興奮と、

 興奮トひとつ練り合わせて、、

 夢ト過去形の人物の沸騰、

 静かに手を合わせて、

 ぼゥぼゥとする音(おと)のなかでまた出でて

 寝て

 起きてまた寝て

 やらかい熱のゥ、(練り合わせる手つき、

 やらしい笑みにィ、

 進み出だすあるいは長閑な、

 それはそれは長閑な恐怖のなかで、

 一滴ニ適とわたしを浸す、、

 練り上げまして、

 そはこころよい風のまにまにあたら寝る起きる晴れわたる・・・