2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

<1515>「低音部分を生む」

さて、このように泡立つものをとらえて、 私はなにという渡りもせぬまま、、 一途不可思議な方へ、 ままで、のびていく、、 重ね、重ね、重ね、重なり、、 私の先端の方、から、このように小さな揺れまでも、、 伝ってくる、、 伝ってくる、その為方を、僅か…

<1514>「地面の底」

身体のなかに立っていた、、 それがそもそも、なかに、、 私は、立ち上がるもの、それらを、 僅かに見留めていた、、 その、吹き、風の吹きに、 私は、すでに、もろもろが、とかされこんでいたの、、 などと、言葉の端、端に、、 それを知らう、知らうとする…

<1513>「さあ呼吸を」

なにも、なに、ぞうぞう、ぞうぞうと、ひとつ、 そのなかで、、 かすかに泡立ち始めた、、 私は、それを、、まともに見つめるのでも、なにでもなく、 かすかに泡立ち始めるものを、確かめる、、 さあこちらへ来なさい、、 さあこちらへ、、 思うように、身体…

<1512>「皮膚の裏は踊る」

ただそのような、ありうべき、時刻のなかに、、 身体をきざみつけていた、、 なにごとかと、、考えられる、まもなく、そのなかへ、 うもれて、、 ひとつひとつの叫びを繰り返していた、、 私は、それを、、どこまでも知らせるのか、 いいや、沈黙して、歩い…