<3139>「ふくヒ、ふくヒ」

 なんだかたいそうな身体を集めて私はここに一呼吸二呼吸する、

 なかに、

 ひとつめぐりめぐりめぐるもの、

 を、

 そとに、

 ふかし、ふくふく、

 からだ少しながい、、

 からだ少しばかり先を見ている、、

 どこか、

 かたちのないふくらみのなかへ、

 時刻もあり、

 少しずつ中央へ、、

 ものが飛び、

 ものがからだのなかで過ごすこと、、

 ふたつの言い、

 ふたつのかけかた、、

 

 あるヒのそこへ、

 そこ少し見慣れない、

 見たところ、

 あたしには少しのふくらみ、、

 ふえてふえて、

 少しこればかりは、

 まちがえようのない声になる、

 まちがえようのない日々になる、

 日々をまとう、、

 皮膚ともしらず、、

 次々になかへ、

 次々にほうられ、、

 ことばその中心へ、、

 次々にうかれ、、

 ものごとの外へ、、

 あとで、

 あたまからかたち、、

 かたちまだたくらみもせず、、

 そばへ、そばへ、、

 まっすぐついてこれる人へ、、

 この言葉あります、、

 あわただしい、、

 ああ少しずつ決まる、、

 あたしこわいのかも、

 かもではない、こわいよ、、

 そのままつちの上に立つ、

 つちのやらかさを感覚しながら、、

 はいそこにいるよ、、

 電気走る、

 電気電気走るね、、

 

 ああヒが来る、、

 ヒがたくさん、、

 あなたにも少し、

 この様子が見えたところで、、

 ものもたくさん、、

 この中心にながれたところで、、

 かたちのない日々の枠、、

 それぞれそだち、

 それぞれ流れる・・・

<3138>「まだ複数の爆発、かなり時刻」

 かたちかたちあたる、

 あたるね、、

 ふふ、

 ふたつあたる、、

 ふたつかたちからだのなか、

 からだたまるなか、

 出すからだ、

 ひそかに待ち、

 ひそかに流れてゆく、、

 あたしたくさんの、

 ものひとつまたたくわえて、

 ものかたちあたしは流れるよ、

 流れから先、

 もっとあつめて、

 もっとからになる、、

 もっと反対に、

 もっと集まる、

 

 あたしものの先のあたり、

 ものの届くところ、

 あとはかんどうする、、

 あとは核、

 あとは複数の爆発、、

 まだ垂れて、

 まだ底の方、

 まだ集まり、、

 まだ声になり得る、、

 まだ速度のなかで、

 まだ把握しえるかたち、

 まだひとりの私、

 まだ分裂する、

 まだ時刻かなり、

 かなり時刻、

 かなり十五分単位、、

 分けられているところ、

 一気に育っていく、、

 一気にあつまっていく、、

 一気にかたまって、

 

 あたし相当数、、

 ものもみな集めて、

 ものから どう、

 どうそこできこえるの、、

 きこえのあるあの裏側、

 うらを形を見、

 かたちからだに寄せよう、、

 かたちもののそばへ寄せよう、、

 あなた見ているし、 

 ゆっくり集まって、

 ものそれぞれのさばき、、

 それぞれの風景の、

 かたちながれていくの、、

 かたちあとからあとから、

 かたちあまたあり、

 かたちのなかのてあい、

 もっとものみずから・・・

<3137>「水、来る、来て」

 もの、

 すごく狭い人、、

 もの、

 水渡そう、、

 あとで走る、、

 あとでやっぱり走っているとき、、

 私はうれしく、、

 私は時間の中、、

 からだくたびれ、、

 もの、

 ものが少しだけ育つ、、

 あたし転がる、

 あたし過度の凝り、、

 どんどん行こう、、

 それと距離ができるよう、、

 ねえどんどん行こう、、

 

 あたしねばりたち、、

 どんだけからだ、、

 あたしほてりたちほてり、

 死に立ち、、

 からだ緊張し、、

 からだたち、、

 からだたちあがりながら、、

 人それぞれ、

 人のなかへ来、、

 人を探し、、

 私はうまく揺れ、

 うまく眺める、、

 うまくなかに来たと思うよ、、

 静かにすごして、

 静かにまたあいだへ、

 あいだへあいにきていて、

 からだまた、

 しずかにほぐれているのを、、

 これは見ていて、

 これはからだのなかだけにあらわれる、、

 あたしあらわれる、、

 あたし少し含む、、

 あたし航海、

 水含む、

 水捨てる、

 呼吸がひとつまわる、、

 

 ひとつつまみ、、

 そとへ流れ出、、

 しらない声に、

 またもっと含まれて、、

 あたしが外に出たあと、

 もっと流されて、

 もっと汗、

 もっとこの瞬間の出会い、、

 もっとたくさん、

 あれその場所の勢い、、

 もっときて、

 もっとほれる、ほれるから・・・

<3136>「かたち‐あたま‐からだ‐肌‐空気」

 そこは外、、

 そこはかんたんな空気、

 そこは吸い、

 そこはとてつもない、、

 そこは止み方、、

 そこはたどろうとする、、

 あなた感嘆し、、

 私ほとんど歩く、

 私ほとんど風景の中、、

 私ほとんど通じる、

 私かたちからだあたま通る空気、、

 空間性、、

 続々と育って来る、、

 からだあたまいのち、、

 いのちかげながく、、

 からだからみ、、

 からだ反応、、

 ひとつの時刻にまた来る、、

 

 また過去へ来る、、

 からだたのみ、、

 かたちのない経験、、

 水にそってきた、

 そって、そって、、

 あらたに誕生する、、

 あらたにからだ、

 あらたにからだかべにぎわってくる、、

 次々にかたい、

 次々に記憶のなかの、、

 はなれはなれたところの、

 そっと膜、、

 そっとまだこころのなかで、 

 時刻たがえずにころがるところの、、

 あたりの記憶たちに、

 しずかに口をつけて、、

 まわすの、、

 あたしいくついくつもまわすの、、

 ひとつの歩行、、

 ひとつのからだしずまりに対し、、

 ものたなからえらび、

 えらんで外へ、、

 外へ外へどんどんとよばれ、、

 どんどんと含まれて、

 またわたしそこにかたちのない夢の、、

 いちの話を招ぶよ、、

 どこからでも来て、、

 どこからもあつまれ、、

 あなたははでな、

 ひとつのヒのかたいかたまり、、

 

 からだほうけ少し届く、

 届くもの、

 揃って見よ、

 揃って見よ、、

 また揃って見ようよ、、

 あたし肌‐手‐ゆるやかな・・・

<3135>「かたちのない目覚め」

 もうからだ余り、、

 少しあぶらたれて、、

 余計なヒのあゆみ、、

 からだ生まれて、

 あたしのひのなか、、

 またはふくらみ、

 または言語が来るか、、

 僅かな、

 そこの光線か、、

 過去僅かな、、

 その目の光の中、、

 あたしはからだ漏れる、、

 どこにはかれて、

 どこにかたまるのからだの、、

 また知られている、

 また僅かに集まれる、、

 

 まだからだかんたんに、

 ながれるかんたんに、、

 ただのかけら、、

 かけら捨ててて、

 捨てて捨ててかんたんに、

 捨ててて、

 まだ分からない、

 まだ処分場だから、、

 かんたんに混ぜて燃え出し、

 意識のある、、

 あなたがた勢いよく生まれて、

 あたしそれら見ている、、

 あたしかたちのなかを見ている、、

 あたしからからになったからだ見ていて、、

 しずかにはじまる、、

 しずかにもの見事に集まる、、

 しずかにもの見事に作られて、

 どんどん奥へ、

 奥へ奥へあたる、、

 まだ分からない、、

 まだしりえないところ、、

 からだのはしの方で、

 まったくはっきり見えている、、

 あたしのすがたの、、

 わたしそのまま、、

 わたしからになりはじめて、、

 どこからも生まれ、、

 どこからもとれる、、

 

 かたちのない目覚め、、

 どこから探るの、、

 あなた回転の目、

 あなたその大層な荷物、、

 ここは気合い、

 いいえここはなにかのくるい、、

 なにかのくるいの声、、

 あたしはいる、、

 すっかりはいり、、

 どうしようもなくあたたかい・・・

<3134>「この道、歓声はどこだ」

 よく出ているな、、

 よく出るからだのところ、、

 ふたつはない、

 記憶から、

 ずっと先へ渡ってきて、

 あなたはどうしても回転してきて、、

 ここへ声をかける、、

 ここへものわたすこと、、

 からだはじまってきている、、

 しずかに分かれて、、

 また育つからだかたまってきている、、

 うん、

 軽く流れる、、

 軽くものの先に、

 ふれてまわってきているの、、

 どこから様子を見、、

 どこで楽しむの、

 あなたは巡る、、

 

 あなたはかたちになる、、

 かたちから先、

 まっすぐ漏れていくと、、

 そのはたの記憶になり、

 私は集まる、、

 私は駆けていく、、

 どこが道なのか、

 なにもしらない、、

 しられたものごとだけで、

 あなたは回転する、、

 あなたは複数になって、、

 この道を求めてもいる、、

 どこだ、、

 この歓声はどこだ、、

 私はよろめき、、

 すべてのことがらのなかへ、、

 あなたは混じり、、

 あなたは忘れかけ、、

 ひとつひとつ言葉を縫い、、

 縫ったその場所から、

 ひとつひとつの水のきらめき、、

 ひとつひとつのかいたい、、

 それは遊ぼうね、、

 遊ぼう、、

 もっと回転のはやいところ、、

 もぐるところ、、

 もぐって求めるの、

 もっとかたちに、、

 かたちにそっと含まれていく、、

 

 あなたがたんに、、

 ここへ並んでいるのを、、

 しずかに確かめて、、

 またしずかにかえされていく、、

 私はちょうど、、

 きいたこともない場所へ、

 まっすぐに案内されている・・・

<3133>「不明ほうけ」

 からだうまれたばかりで湿る、、

 よくそこ、

 よくそこから生まれた、、

 からだが通りたい放題で、、

 どこからどこへ、

 そっくり流れて、、

 あたしは進む、

 あたしはふめいほうけの方へ、、

 すくなくも、、

 あなたのからだはそう言う、、

 あたしうなずく、、

 からだかわかす、、

 少しのあいだ、、

 あたまからからに、

 あたまからすべて出て、

 あたし、

 どこに光るものなの、

 しらない、

 さわぐ、、

 

 徐々に声が出る、、

 からだがあつくなる、

 少し流れて、、

 また様子を見る、

 簡単に流れて、、

 その先を見て、

 あたしはうるおい、、

 どこにながれるのか、

 はっきりとはしれない、、

 はっきりとは言葉につがないまま、

 ひとつ、いれた、、

 いれたもの転がる、、

 いれたもの出して遊ぶ、、

 ゆっくり出して、、

 まったくそっくりに、

 あなたかたまって、、

 あなたあわさってゆくよ、、

 そこのところ、、

 わずかな呼吸面、、

 わずかな浸透面、、

 いま、ひとつ含んだ、、

 ひとつ流れた、、

 

 からだのはてにたち、、

 あたしほぐれて、、

 寛容さ、

 からだいれる、、

 からだ次々にいれる、、

 あたし液、、

 液入れたあと、、

 かたちない、、

 かたちからだそれぞれない、、

 それぞれ汗、、

 それぞれの記憶、、

 私は見て、、

 そこの先に立つ記憶、ちょっと見てて・・・