部屋に、いくらか、 時間が経っていた、
要らなくなった肉が、
その身体のなかから落ちて、、
表面は、もうはやくも、
時間の後ろを見せ始めているようだ、
気忙しい声のいくらかを吸って、
膨らんで来る、 渋色の、
呼吸の、表面での減速、、
層を成して、
見えないまま、、
いくらかを後ろに折り畳んでいるよう、
そのなかに、無数の振舞いとして揺れながら、
使い切った呼吸を、託すともなく、、
徒な放り投げ方で、、
なんとか、
わけも分からずにこの日を内に容れていた、
その、長い声を、、
黙って身体に当てているとき、、
現在の、種々の鳴き声に靄がかかる、
あたしはその中途にいる、
半開きの身体、半開きの目で、、
違う軌道を描くここの流れを、、
どこにも動かずにただ一点だけであり続ける息を、
長さを、 見つめている、
隅まで、、
私が踊っていた時刻の隅まで、、
ひとつ、柔らかさで、、
含んでしまい、、
吐き出している、、幾度も、幾度も、
一層濃い色を成していく仕方で、
幾度も、、
そのたびに浴びかえり、、
線上に、
見知らぬ場所にまで、
私がのびていったこと、、
消失した、とさえ思わないものが、軽やかげに生きている、
触れて、それは表面以上のものではなく、
踊ることでもない、、
それを知らないうちに見ている、
私が大きく息をつくのと同じような振舞いが、
ここにもあるという気がする、、
声の継ぎ方、 蓄えの運動というものが、
ひとつあなたの辺に、
あるという日、
真黒な表面に、そうして、どよめく、、
身体や、声や、そうして、場所を譲って、、
流れ出してくるのを、、
見ながら、
表面に出でてくる、
その隙間に生きていながら・・・、