<1374>「映し、湿す」

 にじんでいろ、

 と、

 もっと後ろの方を差していよう、と、

 する、

 長い時刻の、まんまえに、、陽気に、、

 それで、 今の目の前、、

 があり、

 少なく音をする、、

 音がただ少なく伝わるそのひろい、

 ひろい場所を、、

 

 後れていた身体で、、

 いまひとつに触れてい、(い、い・・・)、

 身振りから後れて、、

 明らかに外側を、、

 違う面持ちで回りながら、、

 それに軽くなっている外側は、、

 速い信号は、

 距離が近いというだけで、そのほかはなにも、、

 そのほかはなにも分からないけれども、、

 千切れて、音を立てて、

 活力を得て、、

 得て、得て、、後れたもの、

 

 そのものの発する時間、、

 それに、まったく意識があるかどうか、

 透明に近づいて、、

 うつして、、

 奥を払い、、

 中心を払い、、

 最善を払い、、

 言葉を使って、、

 そのものの立てた時間へ黙って寄るけれども、、

 

 ・・・

 今ちょうど立てた時間のなかで一番古くなって上手く見えるようになったところで落下するけれど、、

 新しくて、まだ何であるかも知らないまま、はしって、、はしって、、いちばん外の層へ、、行き当る、

 勢いのさなかにあり、、

 興奮して走り回るいちいちのなかにあり、、

 その駆け足の、そのいちいちに後れて、、

 残りながら、

 まったく静かな、まったく平常の顔として残りながら、、

 

 流れていたもののなかに足を入れ、

 踏んでいる、、

 活動のなかで、少し、泡立って残った部分、その外側を、

 踏んでいる、、

 たくわえているな、

 それはまた活動の踏み足をたくわえてはいるな、、

 ・・・、、

 後れた身体が、、少し湿っている、

 湿っていることで、、

 身体の外側を、、

 長い時間に見せながら・・・、