見事にもらってしまう。
軽やかにまた道をもらい、
好きに浮かぶ。
かつての名を通り、ひろやか。
もののそばで、影のそばで、、
中心もなくぼんやりとして。
飽くまで全てを昨日にとっておき、、
当たり前に眺む。
明らかでない道も、
昨日から知っていることとする。
身体は芯を生み、
あくまでふにゃふにゃにし、
ひとり茶の中。
茶は湯気の中。
空気は今の中。
身体はこことここを揺れに揺れ、
濡れて眠る。
本当がない時間。
本当のように長い時間へ。
考えることばかりで拡大する今日へ。
今日の静かな音へ。
大老人とわたし。
時間のズレと雲。
歓談と雨。
夕べと店じまい。
時折とわたし。
頻繁と大老人。
街角と流れる車。
かくある優しさのなかでも一番色っぽいもの。
道に赤く咲いていて嬉しいもの。
また来たらいい、
なにもかも長くなってなにもかもでたらめになって、
緩やかで 夢で、
ちょうど数えていた言葉にまた会って、
少しお辞儀。
その全てが流れでてゆく華やかで、
また言葉とともに来たらいい。
夕刻を少し過ぎて。
今日も丁寧にしまって。
少しく ぼんやりで、
空気を吹くと、、
昨日が立ち上がり少しの準備をする。
もの珍しいものがなくとも、
少しばかり準備をし、
よろけて掬ってゆく少しの感興。
きわだって華やかで、
どこを眺めてもひろがっている色で