<1018>「常緑に膨れて」

 あまりに単調な音(ね)にいつまでも耳を浸し、、

 その素知らぬ顔の行方、

 あたたまる(何やら、なにもかもが)、

 そのそばで透明に流る、

 透明にひらく、、

 ふっ、

 まさかまた羽がひらいでくるのだろうか・・・

 それは長い言葉、、

 どこかのコミュニカシオン、

 あなたの隙間、

 たわみ、揺れ動いた

 例えようのない長さ、、

 あるいは長くない、、

 また、まさか、流れて増えていたから、

 ずっと先、ずっと先に目を据えていて、

 おそらくは現在しか姿のあらはれないところ、、

 不思議だ、、

 生きているということは、

 わたしだけが生きている訳でないということは、

 風がまた一連の態度を形成してゆく、

 常緑のてらい

 常緑のあざやかな笑み、、

 もっと、、

 もっと膨らいでゆくだろうことから・・・