<745>「たがえたがえ」

 たがえたらたがえただけの絡まりを。よく見たらよく見られただけで共感を。わざとじゃなければ、一度だけ、よそにゆく話を、誰彼になく話していたらいいと思う。思えば、ここらに寝そべって、こんなの誰だもないだろうと。

 よろしいよろしい。私には蓋に似たものがあてがわれるだろうことが分かり、一度に元気と代わる。構えたら構えただけ、訊ねたら・・・。いや、分かるはずのことから順に、細かくほどけてとけてゆくのを言うのだろうと。

 あらあら。渡すにしても、ひろく、途中で帰ってくるのだとしても、近く、どこからどこまでが判断なのか分からない。見方になにかしら注意があるとすれば、それは、遅さ、なにを隠しても遅さが大切なのだと説いているのだろうと。