<736>「集合して静かにする」

 複雑な関わり合いのその細かい細かい部分までひとつひとつ分かっているぞ、という流れを感じ取ることがある。ただそれらは言葉ではなく、どうしたらいいのかが実際に分かる訳でもない。

 なくなればなくなるで、ああそうかと思い、出来上がればまた出来上がるで、うんなるほど、と思う。つまり、全ての向きも私の内である、とすれば、大方、ドエライ勢いで、ポジションを争い合っている。その激しさは見えない。

 落ち着いているので、変だな、と思い、変だな、と思う回数が増えて、異様に落ち着き始める。これが、限界なく元気な状態だったとして・・・。だったとして、するとそのために少し疲れるようなところもあったりするのだ。

 おうかがいをたてられるって、変な嬉しさと純粋なやださ、なのではないか。そんなことされても私はひとりですよ、となる。変な嬉しさはあまり。純粋なやださが肝要。あなたも立派なひとりではないか、と。

 行方が分かるのち、そのずっとあと、空気を送り続けて、パンパンになったその姿、誰彼構わず見せたいと言う。こちら隠したらいけないと言う。もう少し触れてみさせ、当たらせてみさせ、したらよいのだろうか。