<2856>「『MEMORIES』」

 アマプラにて。

www.shochiku.co.jp

 

 「彼女の想いで」「最臭兵器」「大砲の街」のオムニバス。

 

・「彼女の想いで」

 三作の中では一番好きでしたね。コンセプトが良いというか。

 宇宙の片隅に、記憶を保存する機械が浮いてて、現実の人間がその幻想世界のなかに取り込まれるっていう、底なしに怖いけど気持ちが良いっていう感じ。

 

・「最臭兵器」

 そんな訳ないだろ、が最後まで続く感じだが、それが不愉快でもなんでもなく、やりたいようにめちゃめちゃにやってるなあ、と見ていて爽快感を覚えるような。単純に楽しい話。

 

・「大砲の街」

 ブリキの人形たちが人形劇を繰り広げているような、不気味かわいい感じ。戦争もずっと続いているとルーティン的なもの、生活的なものにこういうふうに取り込まれていくんだなあ。

 

 

 そういえば、見ていてもあまりAKIRAのことは想起しなかったなあ。

 でも、「彼女の想いで」と「最臭兵器」を合体させるとちょっとAKIRAっぽくなるかな。

 いや、やっぱり単純に足したらAKIRAが出てくるというもんでもないような気がする。