<1176>「生まれて燃焼へ」

 房を出る。

 ふさぎ、ふさぎ、ふさぎ、光る。

 房を出る、房を出づ、

 一切境、一切明、

 かぜなかを等しく切れていって、

 ぼう、、ぼう、、ア、

 アたらしく飾り、、

 明、、明、

 房を出たあとすぐ、

 記憶から、中心から、、

 覆いから、窓から、

 凝縮から、

 日々から、

 すみやかにちぎれ、

 のゥ、のゥ、ア、

 辺りはまるでかわいて、

 伝う、伝う、

 一切徐、一切妙、

 円、円、優れ、

 の、の、歌声、

 交歓、交歓、

 さそう朝、高い音、

 エンジン、祭り囃子、

 

 さあ出づ、さァ、出づ、

 高々に高々に飛び鳴いた、

 鳴いた、

 出づこ、出づこ、

 全くもって房の外の姿え、

 かわいた火の先端え、

 ともすれば、

 見えないくらいかげでひとしれず燃焼をする音え、

 はみ出し、はみ出し、

 声を回しんしょう、

 能 能 あ、

 響一切、量一切、

 ぐわラん ぐわラん

 踏んだ、、踏んだ、、

 先から、

 後から、、

 各々方の大きな呼び声やら、

 房から、房から、

 隙間に、ほんのひと粒、

 炎か、炎か、舞か、

 何色にも似合わず、、

 一切明、一切凡、

 ちぎれ、ちぎれ、ちぎれて、

 黙りこくる・・・

 ん、

 ピ・・・ィィィイイイ、

 イ、と、、

 姿、、

 燃焼の影、、

 ひとひらの羽、、、