2016-08-05 襟足 詩 沈黙している。生暖かい風は吹かなかった。動いているもの、全部が残り滓だったらどうしよう。ずらーっと円を描いて座っている人の中へ、僅かに歩み出る。 一席何かぶて。そういうことらしかった。数学の講義をした。大層ウケた。億より先も知らないのに。 沈黙する。シーーーーーン。仕方が無いので蜂の歌をやった。3分もやれば充分だ。相手にならない。勝利の威嚇。首だけがカクンと落ちる。そこから先は・・・滝だ。 ゴウゴウと音を立て、プチプチと針が刺す。もとから壺は、空っぽだった。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中詩 ランキング参加中自作詩