知ってるよ、あなたは知ってるよ。
「皆から拒絶されている」
とうそぶき、その実自分の方が、目でもってハッキリと拒絶の意思を示していること。
街中で、そういう目をした人間たちとすれ違うだろう? そのときあなたは、
「おんなじ目をしている」
と思っているはずだよ。知ってるよ。
ねえ、受け容れられること、怖いんだろう? あなたが居心地の悪い震えに摑まえられていること、私知ってるんだ。
受け容れてくれる人って、何故だかいるね。あなたがどんな目をしているかなんて、そんなことには一向お構いなく、あなたを受け容れる人がいるね? 怖いんだろう、ねえ?
ほら、呼んでるよ。