そうか、口だったか

 以前、『目の周辺にいくらか力を入れていないと・・・』というものを書いて、その中で、目が死んでいることに対する苦労みたいなものを披露したのだが、顔の構造上、目を生き生きとさせるためには、わざわざぐいと目の周辺に力を入れなくても、口角を上げればそれだけで足りることに、今更気づいた。

 試す気になった方には、気軽にやってみてもらって、実際に確かめてみてもらうのが一番良いのだが、口角を上げた状態で、目をどよんとさせるのは意外に難しいのだ。口角が下がっているからこそ、目もそれに連なって容易に死んでこれるのであって、顔の下部分から上へと、口角を上げることでぐいと力を入れられると、目が全く下へと向かって死んでいけないのだ。

 早くこれに気づいていれば、徒に目の周辺を疲弊させることもなかったであろうに・・・。割の悪い力み方をしていたようだ・・・。