何かしらの良い夢を見た後、ハッと目が覚めて、
「何だ、夢だったのか・・・」
とガッカリすることが今までによくあったんですが、よくよく考えてみると、特別ガッカリする必要もなく、良い夢を見たのだったらむしろ、喜んでいいんじゃないかと思うようになりました。
というのも、確かに、寝ている間に見る夢というのは実際の体験ではなく、自分の頭が自分に見せているただの映像な訳ですが、その映像を見て、実際に体験しているような錯覚に陥った上で感じている、
「楽しい」
であるとか、
「嬉しい」
というような感情それ自体は、気のせいではなく、実際に体感出来ているからです。
もっと言えば、実際には何の体験もしていないのにも関わらず、実感として、
「楽しい」
あるいは、
「嬉しい」
といった気持ちを味わえているのですから、良い夢を見るということは非常に儲けものだと言えるでしょう。
ですので、ここ最近、寝るときには出来るだけ楽しい想像を思いめぐらすようにして、眠りに入った後、良い夢が見れるような状況を整える努力を惜しまないようにしています。
また、それによって良い夢を見れたとして、その後に目が覚めてしまえば、確かに一種の寂しさ、残念な心持が起こってくることには起こってくるのですが、それが実際の体験ではないからといって、過度に落ち込むことはないということに気づいてからは、その、目が覚めたときの寂しさ、残念な心持すら、ある種快いものにさえ思えてくるようになりました。