2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

<1355>「日の人に、」

いつかというどこか分からないところから輪を成して響いてくるものがありそれが目前とまったく同じ姿に見える、、 同じ姿のまえであたしは震えを起こした、、 いったいそんな身振りはこことまた過去とどこか辿れないその大袈裟なもっと向うからじん、じんと…

<1354>「声は粘性のなかへ」

入/切、 の仕草からどろ、どろ、どろ、(トタレ)と垂れる、 あたしはもう開始の明確な点の前から開始していて明確に止まりがない‐どこに設けるかということでもない、、 ただ粘の態度がなにものにも先んじる、、 日をそのなかへ含み、、 いちおう、なにか…

<1353>「また生、小さな器」

何の温度かは分からないまま身体のなかにずっしりと被さってきていて、そのもの、 ものの呼吸音を、、 誰とは知らず溜め息をひきつれてきている、、 そんじょそこらの声、、 遠方へ、 遠方へ遠方へ、、 ある、うつろの、膜の印象だけがきて、、 暮れている景…