<4424>「内時挿話」

 誰も人間ではなくなるわ、

 人間に、

 人間が同期されて、、

 あたし、

 その呼吸を見ていたんですけれど、

 どこからが始まりでしょう、

 人間ひとつの舞台の上に、

 そっくり亜版の魂を持ってきた、

 魂は、その上で、

 ゆっくりと水に溶けていく様子、、

 あたしもまた、

 亜版の情感を、

 少しここいら辺りへ持ってこようかしら、

 かしら、

 どうでしょう、

 人間の開始には、

 全てが止まってみえる瞬間がある、

 つまりもう、

 お前が一々を立ち上げねばならぬ、

 ということだ、

 その面倒、

 その圧倒的自己領域、、

 なんだろう、、

 この道をさらに深くへ行く、 

 もうあたしには、

 何の声も届いていない、、

 ここは、

 息の水に戻るところよ、、

 明るい調子、

 しかし静かな声音で、

 あなたは私の耳に迫った、

 私は全くあなたが重いな、

 全てが重い、、

 しかし、

 私は私で、

 別の重量を選びます、、

 別の人間はもう、、

 どこかに溶けてしまった、

 この当たり前の作業は、

 私をまったく埋没させる、、

 ええ、ええ、、

 なにかに、

 憧れていくその日々、

 何かを潜りたいと、

 しずかに感じていた時期、

 私は人間をやらない、

 もっと、

 覗けばぐちゃぐちゃに溶けているような、

 そういうものしかやらない、

 声が招ぶ、、

 あなたよく入ったね、

 歓迎は悪意のような重み、

 歓迎は私にとって、

 私はここで、

 言葉を尽くすものじゃない、

 私が尽くすものは何だろうね・・・