<4410>「人間槽の劫初に、手が来るとき」

 劫初、

 まだ手のない、

 人間槽のはじめ、

 あたしは、

 やさしく呼吸した、

 やさしくその、

 人間型をプリントした、、

 なかで少しずつ、

 生まれを響かせよ、、

 うン、

 そしたら長い、長い、

 沈黙のあとで、

 手が生まれる、

 お前たちがそこに、

 駆け出している、、

 なにか、

 物生みには、

 程が良いところだ、、

 こうあれば、

 長い記憶音のあとに、

 千度万度生まれる、

 招び声は高い、、

 これは福時福受叢、

 劫、かたち、ひとむら、

 汚れる汚れる汚れる、

 お前が集中し、

 なかで、

 少しずつ湧いていくために、

 お前はこの浸透する箱に、

 声を掛けろ、

 ああ、

 生まれている生まれている、

 どこも、

 全てが無駄になるほどに、

 あふれている、、

 今生招待、

 あなたは客だ、

 しかし、なんの客だろう、と言うと、

 さあねえと言われてしまう、

 あたしは、

 ひとつの槽の抱く夢と、

 形的に、

 段々近くなってくるのを感じていた、

 ねえお前第一層、

 一調子、

 声を少しずつあぶくのように、

 ここに起こせ、

 お前の願いを今、

 全てここに起こしてしまえ、

 わたくしの願いというものは、

 人間の形から、

 諸相の化けの粒へと、

 一つ一つ転化していくことなのです、

 黙話、、

 ここに、

 黙話を・・・