<4408>「元気に捨てる/不毛の地へなびく」

 私がしんとした、

 このひとつの空間にいると、、

 なにかもぞもぞと、

 身体を少しずつ、

 あたためるように動かす男がいるのです、 

 固まっていることの喜び、

 停止していることの喜び、

 あなたはそんな場所に、

 着いているのでしょうか、、

 人間は、

 上手くいったものをなぞろうとすると、

 必ず倦怠に入ります、、

 もうあなたは済んだ、

 行きなさい、

 男は静かになって出ていった、

 どこの話、

 どこの記憶の形、、

 私は天井面に、

 からだを少し吸わせる、、

 また、、

 人間がかわいた、

 こら、

 からだ形ない、

 掃除屋さん!

 なにかしつこいよごれや、

 はたまた多量かと、

 掃除夫は身構える、、

 多量という訳でもなく、

 しつこいという訳でもない、

 ものを少しずつ流しながら、

 ふと顔を見上げる、

 そのとき私は永遠の意識を感覚する、

 私が、

 ここ以外のどこにも行かれず、

 ここで終点だと感じる心、

 その人間は、

 あるとき何でもないみたいに、

 まったく別の場所へ出ている、

 どういう訳だか、

 身体は、

 上手く新しい記号をたたえ、

 軽く跳んでみせるのだ、

 誰だ、

 人間の音声がうった、

 私は宙にきて、

 どことも言えず、

 からだを大いに遊んで居るらしい、

 ねえ、

 あたしがテンポよく、

 現実をはじく、

 一度成ったものは、

 元気よく捨てなさい、、

 ありがとう、

 そうしてまた、

 私は不毛の地へなびく、

 風を探して・・・