男は生まれ、
かなり水生みします、、
かなり低部、
人間の、
底の方から歌う声に誘われ、
人間甘受します、、
男は、
水を生み、生み、生み、
捨てて捨てて、
軽く身体を払うと、
天上すぐに、
からだをくれました、
ありがとう、
私は存分に、
その身体呑みました、
ありがとうありがとう、、
ながくのみました、
身体、
特に幹が育ちました、
胚胎槽の中には、
人間が、
何年も、何年も、
住んでいることがあります、、
男はそこに、
両手を結ぶように下ろし、
胚胎槽の、水を、
いくらか抱きかかえます、
そうして、
水生みの時節にまで、
それらを大切にしまうのです、
男の、
水生みの気配に、
あなたがたは気づくでしょうか、
そこらじゅうに、
灰色の気体が、
振り撒かれる頃です、
本当です、、
肺腑が、
日常のために声を立てる瞬間、、
あたしはその男の、
小さなうめきに、
人間同期をし、、
水の音の原初を、
作りはじめるのです、、
男は小さく振動します、
ああ、
これが正真正銘の、音(ネ)だという、
その意識とともに今や、
水生みに向かう、
ひとつひとつの道を歩み始めるのです、、
その湿度の世界、
その湿度のなかで、
己と男とが生く、ということ、、
ここには肌だけでは、
とても覆いきれない技法があるのです、
それをこの男は秘する・・・