<4397>「お前が居るのはそこだな」

 私はあなたと向き合うことからは逃れられない、

 その他一切のものは、

 こんなに簡単に放り投げて、

 それで全く平気なのだが、

 どうしてでしょうね、

 完全に沈黙をし、

 私が小手先でハックをしようが、、

 打ちひしがれて、倒れていようが、

 何とも言葉を発さない、

 ただの重みだけの存在、

 私はあなたから目を離さない、

 時折、

 何かのサインのように、

 荒くれの波を投入して、

 そこで私を見ている、

 こいつが忘れていたこと、

 こいつがただ浮遊しているようであるのは、

 一体どういうことだろうね、

 そういうのを、

 確認するような、

 突然自画像ばかり描き始める人間の、

 心が少し分かったかもしれない、

 あれは、

 自分を掴まえたんじゃない、

 自分のなかに、

 明確に存在する化物の実相を、

 完全に掴まえて、目が離せなくなったんじゃないか、

 お前はそこに居るな、

 居場所をつきとめたぞ、

 お前を、

 完全に衆目に曝すという、

 強い決意、

 お前の存在に、

 小さいときから気がついていて、

 それで、

 俺はあんたとの二人連れを選び、

 そこにはなんぴとたりとも侵入させないと、

 はっきり決めた時期があるな、

 誘ったのはどちらだ、、

 私はちょっと喋ってみよう、、

 多分、

 どちらから誘ったか、などを、

 明確に言うことができないものが、

 明確に言うことが、

 できないものだけが、

 血の流れる運命なのだろう、、

 私はこの頃終点という言葉を好んで使う、

 それが、

 人間的に望ましくなく、

 豊かなことでなくても、

 好んでそれを使うのは、

 俺はお前のところに完全に着いて、

 お前以外の全てが褪せてしまったからなんだ、

 朔太郎も谷川さんも、

 選んだのは孤独ではない、

 お前との二人連れなのだ・・・