<4386>「秘密が何にもない人間」

 からだは全てを隠している、

 お前には秘密がない、

 出ているもの、

 これで全てだ、、

 全てを出してしまった、

 全き空だ、

 空だ、

 嘘はいらない、

 正直者すぎる人間、

 覆いはいらない、

 剥き出し過ぎる人間の、

 この歩行過程は、

 一体、

 どこに収まろうと、

 今動いているんでしょうね、

 収まろうと、

 そもしていないように思います、

 ハイ、

 人間として、

 粒という粒が生まれ、

 記憶という記憶が作られ、、

 あなたは、

 そのまま全てを放ってしまうのだと思います、

 まとわりつくな、

 気持ちが悪い、

 天井を見ている、、

 天井は私と呼吸が違う、、

 そっくり見ている、

 身体が違う、、

 これは嘘でしょうか、

 私の中に、

 呼吸の層がいくつもいくつも重なる、、

 それを見るんでしょうか、、

 それを私は、

 人間の時間の中に、

 確かめるんでしょうか、

 重たい、、

 これら鎧や、

 嘘が、

 私に対して通用しなくなっていく、

 その節目を今、

 私自身が目撃しています、、

 ねえ、

 人間の皆さん、、

 私には秘密がないんです、

 それらからくる、

 深みも、

 面白さも、いりません、、

 あたしはただ、

 あまりに装いのない人間として、

 完成していくだけです、、

 生物として、

 どんどん嘘がなくなっていくのは、 

 多分良いことではありません、

 しかしそれももう、

 知りません・・・