<4353>「所感(552)」

 職場で、慣れた通路をいつも通り歩いていて。

 

 突然、今のこの瞬間は永遠だって思う。

 

 ずっとここに、永遠に居るような感覚。

 

 いや、時間というのは容赦なく流れていくじゃないか。

 

 永遠だと信じたものも、結局永遠じゃないじゃないか。

 

 

 流れていく時間のなかを、写真で切り取るように永遠っていうのは都度作られている。

 

 永遠だと思ったのは錯覚でもない。

 

 時間が容赦なく流れることとは交差しながらも、直接の関わりはないところで、永遠はある。

 

 時間の流れのなかで見ると数秒ぐらいだったってことが多いんだけど、そののち時間の流れを飛び出て残る。

 

 それが永遠。

 

 子ども時代とか。

 

 以前の職場での風景とか。

 

 ひとつひとつの場面が永遠。

 

 人と人との関係は会う時間の長さじゃないってのもそういうことで。

 

 人に会いながら、いかにその関係の中で永遠を作れるかってところが大事。

 

 それがあれば、のち散り散りになったって永遠は残る。