<4343>「所感(546)」

 久しぶりにあたしの口癖、テーマってやつが出てきたよ。

 

 今のテーマは、自分が化物であること。

 

 一般的社会規範とか、物語に何ら共鳴できない異常生命であることを、自分自身で深く認めたうえで。

 

 それを、共同体、コミュニティに対して隠すでもなく。

 

 かといって、露骨に見せびらかしたり、告白するでもなく。

 

 なんかこう、ああ本当に化物なんだなあってのが、じわじわと、かつ柔らかく伝わるコミュニケーションの取得を目指すというものになる。

 

 化物だからってことで社会に対してキレててもしょうがないし意味わからんし。

 

 かといって隠して完全に普通のフリして人々を騙し続けるのも、それはそれで別種の悪になるのでね。

 

 

 だけどこれはね、案外修行し続けないと難しい。

 

 柔らかく伝えようと思うと、結局全然伝わらない。

 

 周りの人はそれだと全く察しないでどんどんどんどん来る。

 

 それで、ああもう、しつけーな、なんでちっとも察する部分がないんだよ、馬鹿なのかな、って思ってぶわあって化物を見せちゃうと、さっきまであんなに勢いがあったのが嘘みたいに、周りはシュンとしちゃう。

 

 化物だってことがポップに、柔らかく伝えられるといいね。

 

 化物だってことがちっともポップじゃないし柔らかくないってのは百も承知なんだけど。

 

 はっきりと自分の化物性を表明してキレ切ることで全ての場を渡っていくのって、つまらないじゃないですか。

 

 さびしいし。

 

 ニコニコできたら良いね、完全に孤独な場所で。

 

 

 私はそんなこんなで伝わらないなと思って、ものすごい孤独を感じると、小学校低学年のとき、下校で友達の輪からすっと外れてひとりで帰った時間のことを思い出す。

 

 俺、スタート地点からこうだったよな。

 

 また、ここに帰ってきた気がするよって感じで。

 

 

 人と居たくないっていう私の病は、人と居たくないまま、解決されつつある。

 

 それは、多分もう、居たくないまま社会参加するって状況を無限に繰り返して慣れてきたのと。

 

 俺の業的に、これは生涯拭えないってことが腹落ちし、ひとりで研鑽し続ける覚悟がゆっくりと定まってきたことによる。

 

 この変化は大きい。

 

 俺は将来とんでもないことになるっていう確信は、確信でありながら今までほとんどの領域に色がついていなかったんだけど。

 

 段々とその確信にも徐々に色がつきはじめた。

 

 目で見て、その鮮やかさに身体が小さく震えるようになってきた。