いいね、7月。
いいね、夏本番。
クソほど暑くても、梅雨よりはマシ。
世界がまっすぐ晴れてて、草がむせ返るような匂いをそこらじゅうに撒き散らしていて。
こういうキラキラした、エネルギーの強すぎる光景は、私の中の天国のイメージに一番近い。
幼い頃、地方へ旅行に行って、草っ原のなかで、丘の上で、本当は家族を待ってるんだけど、なんだか自分は誰のことも待っていないような、しばらく本当に誰も来ないと実際は不安になるんだけど、そういう、誰とも関係がないかのような一瞬の、至福の時間の記憶に通じるための、この夏のギラついた暑さは通路になっている。
現実が、あまりにもまっすぐすぎて、逆に現実を忘れられる、それが夏本番。
いいね、本当に死にそうになるぐらい暑くなってくれよな、今年も。