<4302>「所感(527)」

 さびしい。

 

 よくできるのは、全然できないのと同じくらいの疎外感がある。

 

 苦労の末、できないものができるようになったり。

 

 合わなかったものが、合うようになったり、という過程を共有できず。

 

 その結果、段々、スッと出来てすごいよって反応も、皆はっきり口に出して言わないだけで、あっそ感、ハイハイ、ハイ感が出てきて、若干肩身が狭くなる。

 

 思い込みすぎだろうか。

 

 今日の練習の帰り道は辛かった、さびしかった・・・。

 

 

 思えば、大学のときも、あっという間に仕上がってしまって、なんか、他の人が私に対して、練習に付き合ってもらって申し訳ないみたいな空気になってきて、段々それがしんどくなってきてしまって、辞めたのを思い出した。

 

 また、同じ場所に立ってる。

 

 上手く終えられなかったものの、やり直しをしているみたいだ。

 

 無意識はこういうところ、本当に優秀で。

 

 課題として解決できなかったことを、また外側の包装だけ丁寧に変えて、私にお届けし直してくる。

 

 今の人生のなかで、歌の時間だけ、大学1年生の頃にタイムスリップしているみたいだ。

 

 皆でひとつの歌を合わせるのは、本当に好きなんだよな。

 

 ただ、あんまりすんなりできると、練習中、すんなりできることに基づく位置に立たされて、やっぱりしんどくなる。

 

 しんどくならないには、どうしたらいいかね。

 

 わざと失敗するのは変だし失礼だし。

 

 ちょっと指導的な立場に回るのも、めちゃくちゃ偉そうだしで、難しい。

 

 楽しそうにしてる、ぐらいしか今のところ技法はない。