<4292>「太陽0時、人間浸透」

 どこからか、また、

 真赤な彼方の振動が、

 この地球時刻のなかに、

 溜め息する、

 そのとき、

 簡単に、

 あまりにも簡単に、

 呼吸は覚める、、

 呼吸は、はや240時、

 振動からだかたい、

 からだはやい、

 次々に、

 湧いてくるものの相手、

 人間は、

 挨拶する、

 天上回転の隅に、

 その、

 挨拶の軌跡は乗る、

 ああ、

 太陽0時、

 ひとりの人間が夢見たもの、

 からだをのばし、

 届かそうとしたもの、

 今そこに日常差配、

 身体の気配、

 あたしは黄色い光線や、

 その掛け声に、

 次々に呑まれていくものです、

 進みます、

 太陽0時を指し示す針も、

 決して声のなかには溶けない、

 あなたを待っています、

 どんな人間が、

 そこにいるのだろう、

 あなたを待っています、

 日常性、

 呼吸溜まり、

 呼吸は背後に、

 自ら太陽をまぶす、

 誰が得る、

 誰が得る、

 この0時を、

 この渦を、、

 私は感得し、

 長くふるえた、 

 私は胚胎し、

 ながく育った、

 ながいながい日常破裂の、

 その振動に、

 太陽はわずかに時計を進める、

 太陽はわずか0秒コンマ、

 人間の心臓の産毛の先の、

 そのひとつの部分に浸透する、

 からだははじめて、

 そのときお前の名前を知る、

 ああ、なんたる0時・・・