<4212>「所感(485)」

 話したくないってことと。

 

 居たくないって思いは際の際まで感じ切った方が良いな。

 

 そうして、底の底までその気持ちを感じきって。

 

 あれ、別にそうでもないんじゃない?って場所に出たい。

 

 そういう場所に出たい、という気持ちが出てきたということは、話したくない居たくないって思いの底に。

 

 別にそこまで嫌なことじゃないんじゃないの、って意識が埋まっていることを意味する。

 

 そうなのか。

 

 子どもの頃に、あのね、私はね、って人間が、私のなかに居て。

 

 それはあるときパタっと、何かのきっかけがあった訳でもなく、深くに畳み込まれてしまった。

 

 自分は別の世界の人間である、という意識が、その頃徐々に浸透してきていたのかもしれない。

 

 今でも、それは私の核であるから、居たくないし、話したくないんだろう。

 

 でも、世界へ向けて、開いていた部分が、私の底の底の方にはあるらしいんだ。

 

 何とかこの化物のような内的世界と。

 

 世界へ向けて開いている部分とが。

 

 共存できないものだろうか。

 

 この相反するものが。

 

 同じ表面に。

 

 同時に顔を出していることは不可能なのだろうか。